世界有数の古代湖で、近畿の水がめでもある滋賀県の琵琶湖。
豊かな生態系をはぐくみ、
漁業や職など人の暮らしと
結びついてきた「母なる湖」
だが、戦後派開発など
人間本位の活動で傷ついて
きた。市民グループ「FLB
びわ湖自然環境ネットワーク」
は琵琶湖の傷にいち早く気付き、
行政に先んじてその「手当て」
をしてきた。
水上バイクの問題では、騒音や湖岸緑地の荒廃、
水質の悪化を指摘。動きが鈍い行政に代わり、独自の
水質調査で高濃度の有害物質を検出した。
これらの活動が航行規制を
含む県条例の策定にもつながり、
湖でのレジャーのあり方に一石
を投じた。
水辺のヨシ帯は、魚の産卵に欠かせない「揺りかご」だが、
開発で90年代初めまでにほぼ半減。県は保全条例制定で再生
に取り組んだが、ネットワークは「水辺を埋め立ててヨシを
植えるやり方では、むしろ自然破壊」と批判。間伐材を波よけに、
竹筒をポットに使い、ヨシ帯約650平方メートルを再生した。
今では国などとも共同で事業を進める。
琵琶湖に流入する川には、
魚の遡上を妨げる堰堤があるが、
在来魚を回復させようと、木製
の魚道を設置する取り組みも
している。実験した大津市の
川では昨年、鮎が1000匹
以上も遡上した。
寺川代表は「できることを実行し、成果を市民や行政が
認めれば自然の保全は実現する」と話す。根っこにあるのは
「なんぼ科学が進んでも、人間が分かることは知れている。
自然は『なぶったらあかん』との思いだ。
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【2008/05/04 16:05】
日記 |
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